メールアドレスの不正利用被害について
- 2024年4月15日 17時11分
平素は CPI レンタルサーバーをご利用いただき、誠にありがとうございます。
近年、「踏み台」と呼ばれるメールアドレスを悪用される被害が増加しています。
「踏み台」とは、実在する ID やパスワードを推測・解析してサーバーにログインを行い、SPAM 配信や、外部サーバーへの攻撃に悪用する行為を指します。
メールアドレスの踏み台被害により、なにが起こるか
お客さまのドメインやメールアドレスを騙って、もしくはお客さまのメールサーバー領域を利用して SPAM メールを配信するため、以下のような事象が発生します。
- お客さまのドメインやメールアドレスの評価が下がり、世界中で運用されているブロックリスト ※ などに登録されてしまう可能性があります。
- お客さまのドメインやメールアドレスの評価が下がり、お取引先などで利用しているセキュリティサーバーによって、先方に送信したメールの受信を拒否される可能性があります。
- 共用サーバーをご利用の場合、同じサーバーをご利用のほかのお客さまのメールも、同じサーバーから送信されたという理由で、様々な送信先から受信を拒否される可能性があります。
- お客さまのドメインやメールアドレスの存在が露呈され、様々な場所で悪用され始める可能性があります。
※「ブロックリスト」: 不正なメールを送信している IP アドレスやドメインの一覧
被害にあいやすいメールアドレスやパスワードの事例
企業代表などに使われることが多いメールアドレスが狙われるケースが、非常に多く発生しています。
例
- info@example.com
- support@example.com
- master@example.com
- admin@example.com
メールアドレスと同じ文字列が含まれている、また簡単な単語の組み合わせで構成されたパスワードは、推測されやすい傾向にあります。
例
- info@example.com のパスワードが、info1234
- 企業で利用しているメールアカウントの全員が同じパスワード
- apple1234、orange7890 など簡単な単語を利用したパスワード
- satou0124、suzuki0701 など、名前と誕生日を組み合わせるようなパスワード
このようなケースが発生している場合はご注意ください
- ある日突然、心当たりの無い大量のエラーメールが自分宛に届くようになった。
- 取引先などの送信先から、受け取りを拒否したというような内容のエラーが頻繁に届くようになり、相手にメールが届かなくなった。
- CPI から、悪用された形跡があるためメールのパスワードを強制変更した旨の案内があった。